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有価証券報告書/四半期報告書

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株式概要

発行済み株式総数 6,266,000株
株主数 42,700名
決算期 毎年3月31日

投資家の皆さまへ

2025年3月期の経営成績

 当事業年度における我が国経済は、雇用や所得環境の改善や設備投資の持ち直し等により、景気は緩やかながら回復傾向がみられるものの、物価上昇の継続や米国の経済政策の見直しによる為替をはじめとした金融市場の変動、ウクライナや中東における紛争長期化等に伴う地政学リスク等、依然として先行き不透明な状況が続いております。
 このような状況のなか、当社は価格競争力のある商品の積極的な投入、各種展示会への出展のほか、引き続き代理店販売の拡充等に努めてまいりました。
 当社の主要顧客である製造業においては、設備投資意欲の回復とともに主力商品の販売が総じて増加しましたが、大型の搭乗式清掃機器の販売が低迷したこと等により減収となりました。
また、ビルメンテナンス業界においては、当期に投入した床洗浄機等の新商品の引き合いも好調であること等から、関連商品も総じて販売が増加しました。
 また、OEM供給によるオリジナル商品(独占販売権付卸売販売)の提案については、インターネット、ホームセンター等、コンシューマー市場でのあらたな販路拡大を図るため、従来からの高圧洗浄機、スチーム洗浄機のほか様々なアイテムを加えながら、市場シェアの拡大に努めてまいりましたが、家庭用リンサーの需要が一巡したこと等から減収となりました。

 アフターサービスについては、定期点検のほか、作業時間の短縮等迅速な対応に注力することで、工賃及びパーツの合計売上が堅調に推移いたしました。
 これらの結果、当事業年度における当社の売上高は、8,449百万円(前年同期比10.3%減)、営業利益は911百万円(前年同期比24.7%減)、経常利益は929百万円(前年同期比24.7%減)、当期純利益は616百万円(前年同期比39.4%減)となりました。

 

 

当期の取り組み

 今後の経済環境につきましては、国内需要の回復やインバウンド需要の増加等が継続するものと思われますが、関税政策を発端とした米国のあらたな経済政策に伴う世界規模での経済的混乱に加え、依然として続くウクライナや中東等の緊張状態等様々な問題を抱えており、予断を許さない状況が続くものと思われます。
 このような状況のなかで当社は、市場ニーズをとらえた新機能、新用途を付した新商品開発を継続するとともに、全国の営業拠点及び販売代理店網を活用して既存顧客への深耕を推進するほか、各種展示会への出展を通じて商品啓蒙にも注力すること等で、新規顧客の獲得に努めてまいります。
 OEM供給によるオリジナル商品の販売につきましては、これまでの主力であった高圧洗浄機や小型スチーム機器のほかに調理家電等あらたなアイテムの拡充、アクセサリーの充実を行うことでさらなる業容拡大に努めてまいります。
 アフターサービスにつきましても、引き続き、サービス品質の向上、スタッフの技術力向上に努めるほか、推奨見積の提案を勧めることで、顧客重視のサービス体制づくりをより一層推進してまいります。