株主、投資家の皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

【平成29年3月期の経営成績】

 当連結会計年度における我が国経済は、政府による経済政策や日銀の金融緩和政策等を背景に設備投資、企業収益に改善傾向がみられたものの、個人消費は依然として低迷しており、加えて海外では米国での政権交代に伴う経済政策の動向、英国のEU離脱問題等の他、中国をはじめとしたアジア経済も緩やかな鈍化がみられ、世界経済は不安定な状態となっていること等から、先行き不透明な状況が続きました。

 当社の主要顧客である製造業においては、環境負荷低減への対策商品として、引き続き強アルカリイオン電解水生成機「ZKプレミアム」への需要が着実に高まっており、その相乗効果で床洗浄機や高圧洗浄機等の販売が増加しました。

 一方、ビルメンテナンス業界においては、全国各地での展示会や代理店のユーザー向け講習会等を通じて、依然として好評を得ている「ZKプレミアム」他、当期に投入した高速振動ポリッシャーの新商品「バルチャーオービタル」を加え、さらなる多様なメンテナンスの提案を積極的に行った結果、関連商品の販売も堅調に推移いたしました。

 また、OEM供給によるオリジナル商品(独占販売権付卸売販売)の提案については、インターネット、ホームセンター等、コンシューマー市場でモデルチェンジ版の小型スチーム機器の他、あらたな商材を加えることで、販路拡大に努め、市場シェアの拡大を図ってまいりました。

 アフターサービスについては、定期点検のほか、作業時間の短縮等迅速な対応に注力することで、工賃及びパーツ等の合計売上が堅調に推移いたしました。

 なお、子会社であるエタニ産業株式会社においては、プール向け水質浄化剤等が堅調に推移し、増収となりました。

 これらの結果、当連結会計年度における当社グループの売上高は、6,944百万円(前年同期比1.6%増)、営業利益は1,073百万円(前年同期比4.3%増)、経常利益は1,115百万円(前年同期比5.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は761百万円(前年同期比15.9%増)となりました。

【当期の取り組み】

 今後の経済環境につきましては、国内の雇用環境や設備投資は引き続き緩やかながら回復基調で推移するものと思われますが、回復の遅れが続いている個人消費の動向は予断を許さず、また海外においては欧州主要各国における政治的なイベントが相次いで予定されている他、中東や東アジア等の情勢、米国の新政権の経済政策の行方等も重なり、世界規模での景気下振れリスクを抱えており、依然として先行き不透明な状況が続くものと思われます。

 このような状況のなかで当社は、市場ニーズをとらえた新機能、新用途を付した新商品の開発を継続するとともに、全国の営業拠点及び販売代理店を中心とした講習会・勉強会実施により既存顧客への深耕を推進するほか、各種展示会への出展を通じて商品啓蒙にも注力すること等で、新規顧客の獲得に努めてまいります。

 OEM供給によるオリジナル商品の販売につきましては、これまでの主力であった小型スチーム機器のほかにあらたなアイテムの拡充、アクセサリーの充実を行うことでさらなる業容拡大に努めてまいります。

 アフターサービスにつきましても、引き続き、サービス品質の向上、スタッフの技術力向上に努めるほか、推奨見積の提案を勧めることで、顧客重視のサービス体制づくりをより一層推進してまいります。

 なお、子会社であるエタニ産業株式会社につきましては、当社グループの輸入業務の強みを活かし、商品アイテムを充実していくことであらたな販路を開拓していく等、積極的な営業展開を進めてまいりたいと考えております。

代表取締役社長 北林恵一